葬式で僧侶にいくらお布施を包めばいいのか、かなり迷うことがあるでしょう。あまり安くなりすぎて、僧侶の気持ちを害してはいけないし、かといって高くなり過ぎれば、葬儀費用との組み合わせで相当な負担となります。
そこで気になってくるのが世間一般ではどの程度包むのかということです。これについては、いくつかの統計がありますが、お通夜や告別式や火葬時の読経を含めて、50万円弱が相場となっているようです。ただ、この相場は、地域や宗旨や寺院によっても変わり、もっと安いところや高いところもあります。
この相場を見て、高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、準備すべきお金なので省くわけにはいきません。もし金額についてどうしたらいいかわからない場合は、僧侶に聞くことはできますが、「お気持ちで」と返されることが少なくないでしょう。
次に、お布施の渡し方ですが、まずタイミングについては葬式前か葬式後が一般的です。渡す際には小さなお盆(切手盆という)の上に載せるかふくさを利用し、一言挨拶を添えます。使用するふくさの色については決まりがあり、シックなものにすべきで、慶事用のものを使ってはいけませんが、紫色については慶弔両用になります。